白髪染めのカラーブームとトリートメント

カラーブーム後、トリートメントのコーティング剤、か次から次へと開発され、補修のための技術が進歩しました。しかし、これは髪を壊すことが前提となったものでしかありません。

いろんな技術を繰り返しても結果は同じ。さらに髪を壊していきます。白髪であっても黒髪であっても、茶髪であってもどんなカラーでも脱色されていきます。壊れた髪老再生するには、傷んだ部分をカットするしかありません。

トリートメントなどで髪を補修したところでよくなることはなく、髪も再生しません。補修の技術が発達したから、「髪は壊していいんだ」「そのほうがお金になる」と思っている美容室も少なくありません。

その証拠として、カラーリングやパ1マをするとき、美容師は必ず「髪が傷まないようにしますね」と言います。しかしそれは一転して、次に来店したとき、「髪が傷んでいますね」とまったく違うことを平気で美容師は言って、トリートメントをすすめたりします。

美容室では髪、素材を壊すことばかりで、その対症療法に終始し、まったく話し合いはされていません。お客様が気に入らなければ、その美容室に行かなくなるだけで、クレームすら届かない美容室も多いのです。

補修としてトリ!トメントなどが薬品として役立つことはわかっていても、それが見せかけであることやカラーリングの危険性もわからなければ、本来の髪の再生そのものについても理解していません。

髪の再生と補修は別ものだという意識から、カラーリングが日々、されているのです。

髪の老化は個人差もあります。髪、か細くなり、髪の力、か弱くなり脱毛や白髪が増えたことをすべて年のせいだと思っている人が多いですが、カラー剤などの薬害で髪の老化をはやめているのであって、本来卯歳の女性でも髪は再生するのです。カラーリングを続けると白髪も増え、脱毛も増えます。

しかし、傷んだ髪はカラーリングやパーマなどの薬液の問題、だとは思わず、年のせいだと思っている女性がかなりいます。髪のトラブル(薄毛、白髪、フケ、枝毛、切れ毛、抜け毛、細毛、脂性、湿疹、ダメージヘアなど)が、カラーリングやパーマによるH薬害H が原因ではないかと疑ってみることです。

◆染毛料(化粧品)

①半永久染毛料(ヘアマニキュア、酸性カラl、酸性染毛料、ヘアカラー、カラートリートメント、カラlリンス)色材は、酸性染毛料と毛髪着色料。アゾ系酸性染料で染めます。

髪に染料が浸透します。液タイプのほかジェルタイプ、クリームタイプもあります。色持ちは214週間。②一時染毛料(ヘアマスカラ、ヘアカラースプレー、ヘアカラースティック)色材は、酸性染毛料と毛髪着色料。顔料は主に酸性染料を使用。スティックタイプ、液状タイプ、スプレータイプがあり、洗髪で落ちやすい。

白髪染めに効果的な利尻昆布エキス

「利尻漁業協同組合公認の天然利尻昆布エキス」「甘草エキスなどの天然の生薬やハーブを賛沢に配合」と「自然素材」 を強調し、また「これまでの白髪染めのように、面倒なパッチテストもいらなければ、一剤と二剤の混ぜ合わせも不要」(容器にはパッチテストの表示あり)と酸化染料のカラーリングと比較し、さらに「カラー全成分が無添加だから、素手で問題なく白髪染めをすることができます」と安全性をも強調しています。

しかし、これは、合成のヘアカラ1です。「髪に良い成分在費沢に配合」とある一方で、これだけの合成界面活性剤、合成ポリマ!も含まれ、HCカラー、塩基性染料で染めているのです。

薬事法には、無添加の基準はありません。「化粧品の表示に関する公正競争規約」(1971年叩月に公正取引委員会から認定を受けて設定)に「無添加等無配合を意味する用語」によれば、ある種の成分を配合していないことを意味する「無添加」「無配合」「不使用」「フリー」などの用語を表示する場合、何を配合していないか、明示しなくてはいけません。

化粧品公正取引協議会は「1OOを無添加』と表示すベし」としていますが、公正取引協議会に加入する事業者にのみ適用され、自社に都合よく「無添加」などの表記をしているメーカーは野放しのままです。

自然、無添加、天然成分配合と聞くと、肌によいのだろうと思ってしまいますが、宣伝文句に惑わされることなく、そのほかの成分(合成界面活性剤、合成ポリマー、毒性添加物など)に目を向けるようにしてください。

また、「一回わずか5分程度で染められるという即効性」も売りですが、時間が短縮できて、便利なカラー材は合成のヘアカラーだと疑ってみてください。

水と油を混ぜ合わせたり、化粧品に含まれる化学物質をヒフに浸透させたりするための原料が合成界面活性剤で、石油だけではなくさまざまな天然成分からも合成されています。ヒフ表層の脂質を流失させ、たんぱく質を変性してヒフのバリア機能を壊す成分です。合成ポリマーには、合成樹脂、合成ゴム、合成オイル、合成セルロースなどがあります。

やわらかくべたつかない、腐らない、酸化しない、つけ心地がよいなどの理由からヘアケア商品にも使われています。トリ1トメントは、陽イオン性合成ポリマーや陽イオン合成界面活性剤が主成分です。髪はクシ通りもよく、サラサラになったように見えますが、髪の毛は合成樹脂、湿潤剤で包まれ、頭皮に付着します。

通気性に乏しく、髪をラップで覆っているような状態です。タール色素は、合成着色料である石油タ1ルから合成された色素で、発がん性や催奇形性などが確認されています。

ヘアカラー染毛剤&染毛料の商品の特徴

染毛剤「ビゲンA」は粉末の1剤タイプで、粉末状の酸化染料老水で溶いて塗るタイプです。日本独特のこの製剤タイプは1957年、ホ!ユーが「ピゲン」として発売しています。前

年には「パオン」が発売されています。それから半世紀経って、1剤(酸化染料)と2剤(過酸化水素)を混ぜ合わせるカラーリング剤も、各社は泡タイプ商品に力を入れるようになっています。

容器では、1剤と2剤の2つの薬剤、か同時に出て、混ぜる手聞をはぶき、次回も使える取り置きタイプの「20mー容器」、ホーユー 「ビュ1ティラボふりふりホイップヘアカラー」のように2剤の「ベースウォーター」を入れた容器に1剤の「パウダー」を入れた後、蓋をして羽田以上シェイクするタイプなど、工夫、かされています。トリ1トメントがセットで販売されているのも特徴です。

カラーリングで髪が傷むため、補修剤としてトリートメントが必要なのです。サロン用(プロフェッショナル技術者用)である資生堂「プリミエンス」の成分を見ると、美容室で使用されるものと市販のものとは内容的にも変わらないことがわかります。

合成ヘアカラー 「利尻ヘアカラー卜リー卜メン卜」

「利尻ヘアカラ!トリートメント」(サスティ)は、白髪用ヘアマニキュアブランドシェア2011年全国第1位(「新・化粧品マーケティング要覧2012」富士経済)、2011年間楽天オリジナルコスメ大賞で総合の部1位受賞、2012年上半期楽天オリジナルコスメ大賞で総合の部2位受賞の商品で、すでに650万本以上も販売されている大ヒット商品です。

「利尻昆布白髪用ヘアカラートリートメント」(ライトブラウン)の成分を見ると、実に倒の成分で製造されています。

「髪に昆布がよい」をイメージさせた商品で、昆布の色素で染まるような錯覚を覚えますが、髪を染める色素成分として、化粧品カテゴリーであるHCカラ1(HC赤2、HC青2、HC黄4)と塩基性染料(塩基性膏ω)を使用しています。この2つの色素はアレルギーを起こす可能性があります。

染毛料である4ーヒドロキシプロピルアミノー3ーニトロフェノールは、HC赤2の成分表示名です。札幌のワークショップで出会った女性はこの商品を使用した直後、顔全体が腫れあがり、翌日ヒフ科に駆け込んだという経験をされたそうです。

お庖(「EE己OFO」)に来られるお客様の中にもこの商品を使用した方も多く、「色が染まりにくかった」と言っているのを聞いています。「無添加H安全」と思いがちですが、「利尻ヘアカラートリートメント」は「パラベン、香料、鉱物油」が無添加だとうたっているだけです。

たしかにパラベンは無添加ですが、防腐剤としてポジティブリスト(化粧品に使用できる防腐剤で、濃度の制限がある)でもあるフエノキシエタノールが使用されています。

そして、合成界面活性剤(ステアラミドプロピルジメチルアミン、加水分解シルク、加水分解ケラチン、ステアリン酸グリセリル、PEG-ω水添ヒマシ油、塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン、セテアリルグルコシド、加水分解コンキオリン、ポリクオタニウムー)、合成ポリマ1(PVP、ヒドロキシエチルセルロース)が含まれています。