白髪の直接原因はメラニン色素

白髪の直接原因はメラニン色素の欠乏

日本女性の特徴である”みどりなす黒髪”は外国人にとってたいへんなあこがれであり、チャームポイントの最大のものになっていると言います。髪を黒くしているのはメラニン色素で、毛の毛皮質(ノリ巻のご飯の部分)に含まれています。

その量には、人種差、個人差があり、日本人の髪は外国人にくらべてメラニン色素が多いため、“みどりの黒髪”に恵まれているのです。ところが年齢とともに、しだいに黒髪の色、があせたり、白い毛がまじつできたりします。

「チラチラ雪が降ってきましたね」と人から言われてガクゼンとしたり、「私もそろそろ年なのね」とガックリくるものです。白髪はどちらかというと女性に多く、個人差もありますが、多くの人は50代に入るころからあらわれはじめます。

町を歩いてあまり気がつかないのは、最近では白髪が少しでも出はじめると、ほとんどの人がヘアダイをしているためです。いったいなぜ、ある程度年齢が進むと白髪になるのでしょうか。直接的な原因は、毛髪中のメラニン色素が何かの理由でつくられなくなり、欠乏してくるためです。

57才までは白髪にはならないはず

まず、あなたの白髪、がはたして生えるべくして生えているものかどうか考えてください。メラニン色素の欠乏の原因の一つは、老化によって、メラニン色素を合成する働きが低下することにあります。

ですから、ある程度は生理的なもので、避けられない面もありますが、問題はその時期。30~40代というのはいかにも早すぎるのです。中国の文献によりますと、健康であれば、女性は訂才ごろまでは白髪は出てこないものだとあります。

逆に言えば、それ以前に出た白髪は、生理的な老化現象によるものではないということになります。年齢とは無関係な何かのサインということになります。白髪が早く出た人は年よりふけて見られるものですが、これは単に「見られる」だけなのでしようか。

人間の毛髪は、天然繊維の中でも強いものと言いました。このように強いものが白く変化するには、よほどの原因があると思っていいのです。もし老化だとすれば、老化の原因は内臓にあります。内臓の働きが鈍っているために毛髪のほうが、暦のうえでの年齢より一足お先に老化してしまっているのです。

30代なのに白髪が目立ち、却代後半に見られるという人は、内臓のほうも却代後半のように老化が進んでいると言ってよいのです。よく、「母が早くから総自費たったから、私も早いのでしょう。しかたがありませんわL と言う人がいます。

ある程度は遺伝もありますが、それは原因のごく一部です。代々白髪の家系であるところから、早くから食事など髪の養生を心がけ、印才近くの現在も、染め毛もしないで、黒々とした髪を保っているご婦人を私は知っています。このように、素質的なものがあっても、それをさか手にとってマイナスをプラスにしていくこともできるのです。